先週末はセンター試験でしたね。今年は少しお騒がせもあり、ニュースでも大々的に流れていましたから、受験生が家族にいない方もいったいどうなっているのかと思われた事と思います。私も、例年通り、試験監督業務に就いておりました。ただ一言、「疲れた。。。」です。毎年、この時期は寒くなりますし、全国共通テストであるという位置づけからくる責任感も多く、本当に緊張が続く為、疲れ果てるという言葉がふさわしいくらい、とても重く辛い業務なのですが、今年は例年の何倍も疲れました。
センター試験の実施内容については、どこまでが機密事項なのか分かりませんので、少し注意してブログにも書かねばなりませんが。。。今年は、社会と理科の2科目受験者に対し、様々な教科の組み合わせを受験できる様になった為に、随分混乱しました。130分の試験時間を60分(1科目目の解答時間)+10分(1科目目の解答用紙回収と2科目目の解答用紙配布)+60分(2科目目の解答時間)という試験形態で、2科目の組み合わせも、科目の受験順(1科目目解答する科目と2科目目に解答する科目順)も自由に選べるのです。受験生には良い方向に改善されているはずなんです。監督者にとっては煩雑な作業が膨大に増えたんです。
まず1つめの難題は、10分間の解答用紙回収と配布作業。10分あればなんて思ってません?センター試験の実施要領を知らない人はそうおっしゃると思いますが。。。マニュアルには、試験監督者が受験生に発する台詞の全てが書かれており、一字一句間違えず、時間通りに読まなければなりません。解答用紙の回収時には、まず、「もう一度受験番号を確認してください」をはじめ様々な注意事項や指示事項の説明、そして作業内容があります。ここまでで既に数分が過ぎています。ここをクリアーして初めて回収です。回収が終わってから、解答用紙配布作業時へ。しかし、ここでも、様々な説明と注意事項の嵐。しかも、ご存じの通り、センター試験はマーク形式。「受験番号をマークしてください」って指示の時に、受験生を急がせるなんて事はできません。マーク作業ですら緊張する学生さんに、落ち着いて丁寧にマークしてもらえる様十分な時間を差し上げなくては。これも含めて10分ですよ!!あっと言う間に過ぎるのです。
二つ目の問題は、配布物(問題冊子の種類)の多さです。しかも、各受験生が登録した(願書において希望した)科目に応じて配布しなければならない。理科は、物理や化学をはじめ様々な科目が1冊の問題冊子に収められていたので、まだ良かったのですが、社会は2冊、数学②も2冊。つまり、(1) 地理歴史から2科目受験すると登録した人には地理歴史の問題冊子を1冊配布し、(2) 公民から2科目受験すると登録した人には公民の問題冊子を1冊配布し、(3) 地理歴史および公民から2科目を受験すると登録した人には両方の問題冊子をあわせて2冊配布しなければならないのです。それも、登録票を見ながら順番に。しかも、間違って問題冊子を渡しちゃいけないんですって。しかもね、受験生の受験票も確認しながらなんです。(受験票には、監督者の視点から見ると小さな文字で、科目の登録内容が書かれてるんです。)
実はね、受験生も年々態度が変わってるんですよ。善し悪しは関係なくとも。例えば、受験票を小さく折りたたんだまま机の上に出している人。身の回り品やカバンを監督者の歩行の邪魔になるように置いている人。監督者がそれに躓いて転んでも微動だにしない人。監督者が配布物を机におこうとしているのに、肘をついて動かない人(どこに配布物をおけというのでしょうか?)。組んだ長い足を通路にまで投げ出している人。そういう人がいると、余計に時間がかかっちゃうんです。でもね、そんなに多くはないですよ。多くの生徒さんは、監督者に協力的で、邪魔にならないように、身体を反らしてくれたりしてくれるんですけどね。
こんな事を言うと、頑張っている受験生に怒られるかもしれませんが、特別勤務手当もお弁当の支給もなく、休憩時間も殆ど無く(昼食休憩の30分のみ。休憩はこれだけです。)、朝から晩まで8時間、緊張状態と重圧に耐える業務は、想像以上です。プラスアルファー、マニュアルは、毎年分厚くなり続け、今年ついに、これ以上分厚くなったら誰も対応できないのではと言う程の分厚さに。ということで、
「2001年宇宙の旅」や「2010年」さながらに、コンピュータが試験監督をする時代が本当にくるのでは!?と思った私です。そうなったら、トイレには原則行ってはいけない時間帯(重要内容の説明中)に、トイレへ行きたいというわがままは、プログラム想定内の場合以外は行けませんよ!受験生の皆様。監督者いじめはほどほどにね!(めちゃくちゃ緊張して忍び足で歩いているのに、靴音うるさいとか、時間通りに試験開始でき、ほっとしてため息ついただけで、あくびしていたとか苦情がめちゃくちゃくるんです。昨年発生したカンニング問題への対策で、監督体制も強化されてるし。トホホ)